仏検2級2次報告

2次試験受けてきました。
落ち込んでます。
いやな思い出はブログに書いちゃうことで客観化してしまいましょう。


1次試験が終わってからというもの、フランス語の勉強はほとんどしてませんでした。
ああ、やらなきゃやらやなきゃと思いつつさっぱりやりませんでした。
今日のお昼くらいから、想定問答つくって、和仏をひきながら、ちょぼちょぼやりました。


会場はアテネ・フランセでした。
受付は地下のホール。
6分ごとに18人ずつ受付がされるようです。
教室番号を書いたカードをわたされて会場にぞろぞろむかいます。
教室の前で受験票と身分証とカードをわたします。
前の人がおわるまで椅子にすわってまってます。
さて、試験がはじまりました。
教室にはいるとフランス人女性と日本人男性が。


面接官男女「こんにちわ〜」
わたし「こんにちわ」
仏女「すわってください」
わたし「はい、ありがとございます」
仏女「姓名を聞かせてください」
わたし「わたしのなまえは散歩人そらです」
仏女「仕事はなにをしてますか?」
わたし「印刷屋です」《ほんとは印刷屋ってわけじゃないけど面倒なんでこういった》
仏女「あらあ、印刷屋さん! ご自分の仕事はお好き?」
わたし「はい」
仏女「なぜですか?」
わたし「《げっ、想定外!》わたしは本つくるのが好き」
仏女「仕事は遅くまでやりますか?」
わたし「はい」
仏女「何時までやるんですか?」
わたし「だいたい10時……(もしくは11時と言いたいんだけど11ってなんというのか緊張のあまり出てこない! フランス語で数が勘定できないのって、自分じゃん!)10時ですっ」
仏女、日男ちょっとこまったげな顔。
日男「日曜日はなにしてますか?」
わたし「わたしは映画が好き。しばしば映画館に行くです」(うそ。日曜は映画行かんです)
日男「どのくらい仏語勉強してますか?」
わたし「三年」(これはほんと)
日男「なんで仏語勉強してますか?」
わたし「わたしはフランスの小説読むのが好きです。特にエミール・ゾラです。彼はたくさん小説かいてますが、日本では彼の小説は翻訳されていません。だからフランス語勉強して彼の小説読みたいです。」(と言ったつもり)
仏女「なんでエミール・ゾラが好きですか?」
わたし「わたしは彼を尊敬しています。かれは正義のために戦いました。たとえばドレフュス事件
日男「フランスには行ったことありますか?」
わたし「いいえ、まったく行ったことないです」
日男「計画はありますか?」
わたし「うぅ、い、行きたいです」(いやぁ、ほんとは別に行きたいとも思ってないんです)
日男「あなたは東京に住んでいますか?」
わたし「いいえ、わたしは埼玉に住んでいます」
仏女「仕事も埼玉ですか?」
わたし「はい」
仏女「あなたは自分が住んでる地区がすきですか?」
わたし「はい」
仏女「なんで?」
わたし「うぅうう、そこは静か」
日男「あなたは埼玉で生まれたのですか?」
わたし「いいえ、わたしは静岡で生まれました」
日男「あなたは静岡と埼玉とどっちに住みたいですか?」
わたし「わたしはどっちかというと静岡に住みたいです」
仏女「なぜ?」
わたし「うぅう、わたしはサッカーが好きです。静岡では多くの人がサッカーやってます。わたしは静岡でサッカーやりたいです」(まったくそんなこと考えてません、ほんとは)
仏女「なんでサッカーが好きですか?」
わたし「うぅぅ……えぇぇと……それは自由、サッカーは自由だから」
仏女「あなたは埼玉で友達とサッカーやってますか」
わたし「いいえ、残念ながら」(つうか、まったくやる気ないですから残念もなにもないんだが)
仏女「あなたは高校時代サッカーやってましたか?」
ここで5分間たったことをつたえるコンコンという音が!
わたし「はい、3年間やってました」(超大ウソ)
仏女「これでおわりです。ありがとう。さようなら」
わたし「さようなら〜」ペコペコ


というようなやりとりがフランス語にて行われたように思われる。(仏語で再現する気力ないです)
面接官の言うことは聞き取れて意味もわかるのですが、答えるべき仏語が出てこない。
出てきてもたどたどしくて、カミカミにかみまくって、動詞の活用も、前置詞もかなりいい加減で、ぶっきらぼうな言い方で、ぶつっと切れて会話が続かない。
しょうがないんで、日本人男性が次から次へと話題を変えて質問してくる。
それに対して最低限のことだけ、かなりインチキなフランス語で答えた。
というような感じだったです。
フランス人女性は、ともかく「ポフコワ?」(なんで?)ばっかり聞いてきました。
「なことの理由考えたこともないっす」ていうのが多くて、口からでまかせになってしまいました。
フランス人はなんでもかんでも「なんでなんで?」と聞きたがるというのは知ってましたが、ほんとなんですねえ。
というか、面接試験の方針がそういうことになってるのでしょうか?
わたしのようにいい加減に生きてる人間には「なんで?」という質問に明確にスパッと即座に返答ができませんで、そのことがちょっと悔しかったです。
でも、「なんで?」という問いを発すること、大事ですよね。
こういうフランス人の性向というのはいいもんだと思います。
情緒に流されがちで付和雷同な日本人はもっと「なんで?」と考え、活発に議論をするべきだと思います。
おっと、仏検から飛躍してしまいましたが、今後2級受ける方は面接対策として「ぽふこわ?」に対する答えまで考えておくのがよいと思いますよ。