2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
三島由紀夫「絹と明察 (新潮文庫)」お風呂で読了。 近江絹糸の労働争議に題材をとり、日本的近代と西欧的知性の闘いを描いた長編小説。 うーん、組合結成公然化の場面の描写がリアルだ。 経験者でなければ分からないような当事者の心情が描かれている。 組合…
三島由紀夫「英霊の聲」電車の中で読了。 2・26事件三部作。 「英霊の聲」「憂国」「十日の菊」を収録。 巻末に「二・二六事件と私」という随筆がある。 私の癒しがたい観念のなかでは、老年は永遠に醜く、青年は永遠に美しい。老年の智恵は永遠に迷妄で…
「戒厳令 [DVD]」を見ました。 北一輝を三国連太郎が演じた吉田喜重監督作品。 昨日は226事件の日でしたから。 三国連太郎、すごい。 スーさんとかやってる場合じゃないっしょ。
三島由紀夫の「芸術断想」電車の中で読了。 「私の洋画遍歴」というエッセーがすごくおもしろかった。 三島は随分映画を見ている。 フランスへ行くと、一ヶ月パリに滞在することになり、その間主に附合ったのは、木下恵介氏や黛敏郎氏であったが、この一ヶ月…
エミール・ゾラ著、小田光雄訳「プラッサンの征服 (ルーゴン=マッカール叢書)」読了。 叢書第4巻。 本邦初訳。 宗教活動にはまっちゃう専業主婦ですか。 ラストシーンが壮絶だ。
「潜水服は蝶の夢を見る」を見ました。 自分も死ぬ前に本を一冊書きたいと思いました。
「ある愛の風景」を観ました。 眠くても、眠ってしまわない映画っていうのはあるものです。 これもそんな映画。 デンマーク映画って、何でだろう、独特の画質。 「幸せになるためのイタリア語講座」もそうだったっけ。 自分が、主人公と同じ状況に置かれたら…
「エンジェル」観ました。 オゾンの新作ってことで。 最近、本当に慢性睡眠不足なので眠くって。 映画館では睡魔との闘い。 寝ちゃったら、ま、しょうがないかと。
「ゲームの規則 [DVD]」を観ました。 駅構内で500円で売ってたDVDです。 あの手のDVDってほとんどアメリカ映画なんですよね。 フランス映画っていうと「天井桟敷の人々」「禁じられた遊び」と この作品ぐらいで、一応それらは買って持ってます。 今、…
「炎上 [DVD]」を借りてきて観ました。 市川崑監督追悼です。 三島の「金閣寺」を映画化したもの。 主演の市川雷蔵もいいですが、 仲代達也がスゴイ。 スゴすぎる。
「かつて、ノルマンディーで」を観ました。 映画を撮る者、 映画に出演した者、 映画のモデルとなった者、 現実と虚構がさまざまに関連しあって 一つの美しい映画ができあがっている。 フランス北部のジメジメした空気がなんともいえない。
「ゼロ時間の謎」を観ました。 アガサ・クリスティ原作のサスペンス。 おもしろかった! クライマックスは関係者一同集めての謎解きです。 だれもかれも怪しそう。 一人ずつ、こいつは犯人じゃないと証明していって、真犯人は!? う〜ん、カタルシス。 さら…
今回覚えたのは、ジョルジュ・ムスタキの「私の孤独」 原題は、Ma solitude solitude が女性名詞だからいいんです。
三島由紀夫の「熱帯樹 (新潮文庫)」おふろで読了。 戯曲が3篇。 「薔薇と海賊」より。 自動車のタイヤはそれはやさしく私どもを轢いてくれました。人間によしあしがあるように、自動車にもよしあしがございます。あれはいい自動車でございましたよ、私ども…
エミール・ゾラ著、朝比奈弘治訳「パリの胃袋 (ゾラ・セレクション)」読了。 ルーゴン・マッカール叢書第3巻であります。 パリ中央市場が舞台で、野菜、肉、魚、果物、チーズに残飯、 ありとあらゆる食べ物が出てくる、出てくる。 それがまた、おいそうだっ…
「[レンブラントの夜警」を観てきました。 カナダ・フランス・ドイツ・ポーランド・オランダ・イギリス合作の大作ですかね、これは。 139分もあるし。 しかし、登場人物が多くて、名前が覚えられなくて謎解きストーリーなんだけど そっちのほうはついてい…
「小さな悪の華」を観てきました。 昨日に引き続き今日もレイトショー。 吉祥寺での稽古が終わってから上映まで約6時間。 ファミレス2件ハシゴして時間つぶしました。 みっちり勉強と読書ができたからOK。 ところでこの映画、「あまりの反宗教的反道徳的…
午前中は楊式太極拳。 108式あるうちのようやく8式目まで来ました。 来週は先生が東京マラソンに参加するため、お休み。 午後から自成道。 きょうはO先生帰省中につきN先生の指導のもと気功をみっちり。
「THEM」を観てきました。 清水崇vs豊島圭介トークショーつき。 清水崇という人は「呪怨」て映画の監督なんですか。 有名? 知らなかったなあ。 で、この映画、フランス・ルーマニア合作っていうことで とにかく公開されてるフランス映画はできる限り押さ…
「エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜」を観ました。 二本立ての一本目で十分睡眠をとったのでこちらはしっかり鑑賞できました。 いやいや、この映画だったら眠くても眠らない。 力作と言えるでしょう。 ピアフのことは、ほとんど知らなかったのですが、壮絶な…
「ミス・ポター」に行ってきました。 ピーターラビットの作者のお話なんですけど ぐっすり寝てしまいました。 ここのところ規則正しく睡眠不足なので。 よく眠れました。 ていうか、ユアン・マクレガーがあんなになっちゃうなんて・・・。
三島由紀夫の「文学的人生論 (知恵の森文庫)」電車の中で読了。 タイトルどおりの評論など編まれた文庫。 「芝居と私」より シモンズは、ゾラという小説家は、テーブルを書けば、必ずそのテーブルには足が四本あったと書き、その部屋には四つの壁があった、…
三島由紀夫「鹿鳴館」お風呂で読了。 おっと、「鹿鳴館」自体は意外と短い。 他に戯曲3編収録。 「夜の向日葵」の中の一節。 愛するということは息を止めるようなことだって、一分以上も息を止めていれば死んでしまうか笑い出していまうか、どちらかだって。…
「牡牛座 レーニンの肖像」を観てきました。 脳梗塞でボケボケになっちゃった晩年のレーニンを描いた作品。 「ソクーロフは、レーニンが人間であることを示している 私たちと同様の人間であったことを」か・・・。 しかし、ヨイヨイになっちゃったレーニンの…
午前中、楊式伝統太極拳のお稽古。 大雪だったので、今日は参加者いるのかなと思ったら いつもより少なかったけれども、来てる方いましたねえ。 熱心、熱心。 午後、自成道のお稽古。 今日は、「アメリ」のサントラをBGMに太極拳。 すっかり太極拳ダンス…
エミール・ゾラ著、伊藤桂子訳「獲物の分け前 (ルーゴン・マッカール叢書)」読了。 ルーゴン・マッカール叢書、第二巻です。 超バブリーなお話。 舞台は19世紀、都市改造中のパリ。 なんだけど、人名、地名をちょちょいと変えれば 80年代東京のストーリ…
「動物、動物たち」を観てきました。 ニコラ・フィルベール監督特集の一つです。 パリ国立自然史博物館に働く人たちのドキュメント。 「ぼくの好きな先生」は去年見たっけ。 これは、よかった。 でも、今回は、ちょっと、眠くて、前日寝たの4時だったし、だ…
本日で、このブログも開設3周年。 はやっ。 よく続いているものだと、われながら関心。 開設当初に比べると、どんどん内容が薄くなっていってるけど。 今年はちょっと頑張って内容充実に努めようかと。 これからも、よろしくです。
「シルク」を観ました。 舞台はフランスで主人公はフランス人なんだけど英語話してるし 幕末の日本にやってきたら、役所広司は英語話してるし そういうところからしてダメ。 日本、カナダ、イタリアの合作だったんだね。 フランスも一枚かんでると勘違いして…