赤と黒 Le Rouge et Le Noir
監督:クロード・オータン=ララ
出演:ジェラール・フィリップ
   ダニエル・ダリュー
   アントネラ・ルアルディ


10月8日にみたユアン・マクレガー主演のものとは比べ物にならないくらいよかったです!
ジェラール・フィリップ、いい!!!
ほんとにラテン語で聖書を全部暗誦できるくらいの
ものすごい知性がにじみでてますねえ。
レナール夫人、マチルドの配役もピタリ!
ストーリーは原作と若干ちがってるけど
映画は映画として3時間の作品として完成しています。
日本語訳の小説を読んだときは消化不良だった「赤と黒」ですが
この映画を見たことでようやくわたしの中で完結しました。
ただ、この小説がフランス人にどのように受容されているのか?
ってことは疑問です。
貴族、ブルジョア、僧侶の欺瞞性を思いっきり描いてるわけですが
彼等はどう受け止めているのだろうか?