ジャンヌ ?薔薇の十字架? [VHS] JEANNE LA PUCELLE: LES PRISONS」
監督:ジャック・リヴェット
出演:サンドリーヌ・ボネール 他


史実をベースに物語は淡々と進み、ついにジャンヌは火刑台に。
極端に派手な戦闘シーンもないし
ジャンヌが神の声を聞く神秘的なシーンもない。
フランス人はジャンヌ・ダルクって聞くだけで
ある種の感情をかきたてられるのかもしれないけれど
わたしにはわかりません。
神のお告げでフランス国王の正当性が守られた、ということは
まさに王権神授説ではないですか。
革命でルイ16世の首をはねたフランス人が
ジャンヌ・ダルクを崇める心理というのがわからない。
まあ、大衆心理というのは多様な矛盾を孕んでいるわけですが。