@ギンレイ

メゾン・ド・ヒミコ」をビアンのお友達と見てきました。
映画の公式サイトはここ↓
http://himiko-movie.com/
まあ、ぼちぼちの映画だったかなと思いました。
柴咲コウの認識の変化
 ゲイなんてだいっきらい
  ↓
 けっこういい人たちかも
  ↓
 オダギリのこと好きかも
  ↓
 やっぱわかりあえない
  ↓
 違いを理解しつつ仲良くしてこうかな
みたいな感じでしょうか。
わかりやすい作りですね。
さて、ご覧になった方々自身の見方はどうかわったでしょうか?
柴咲コウが「あんたたちホモはほんとに自分勝手なんだから!」って
叫ぶシーンがあります。
ゲイの父親に捨てられた柴咲としてはそんなことも言いたくなりますが
異性愛が「当たり前」で同性愛は「異常」という価値観が根強い社会で
圧倒的多数の「普通の人」=ストレートが「普通」に暮らしていることこそ
少数の同性愛者を抑圧する「自分勝手」なことである
というかんじで自分自身に批判の目を向けられるかどうかが
ミソといえばミソ。
そのへんは見る人次第ですね。
しかし、くしくも午前中のフランス語のクラスでこんなことがありました。
センセエがフランスの子供向け新聞をみんなに見せてくれました。
そのなかに同性愛の問題を扱う記事がありました。
センセエにコピーしてもらったのですが、見出しはこんなかんじです。
 Ça change rien pour vous, et pour nous c'est important.
 それはあたりまえのことで、ぼくたちにとっても大事なこと。
中高生を対象に真正面からこういった問題を扱うあたりはフランスですね。
なにかしら禁忌の問題ではなくオープンに語ることのできるようになってほしいです。
ところで、
オダギリジョー柴咲コウなんかとからんでないで
西島秀俊とからんでるとこを見たかった
なんて思ってる人も多いのではないでしょうか。
あと、関連本として「<性>のミステリ- (講談社現代新書)」はよいと思います。