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「ポール・グリモー短編傑作集 [DVD]」を見ました。

不朽の名作『王と鳥』（『やぶにらみの暴君』改作）のポール・グリモー1988年製作の短編集。原題『ターニングテーブル』。グリモーがスタジオに入り、キャラクターたちや名女優アヌーク・エーメを相手に自作を次々と紹介していく楽しい趣向。実写部分は『シェルブールの雨傘』のジャック・ドゥミが監督、十作品のうち四本に『王と鳥』の盟友Ｊ・プレヴェール、同じく四本に『禁じられた遊び』のＪ・オーランシュが脚本で協力している。どの作品もアイディアは奇想天外、しかも小さきものへの共感と戦争や権力や搾取に対する怒りが込められている。なかでも、おもちゃ屋のショウケースの愛の物語『小さな兵士』は大戦直後に制作され、全フランス人を感涙にむせばせた。幻想的なパリの屋根の上でくりひろげられる、おかしくも詩的な追跡劇『避雷針泥棒』とともに必見の名作。　　アニメーション映画監督　高畑勲

こんなにもすばらしい作品を作り出した国で
日本の粗製濫造アニメが流行ってたりするっていうのは
うなずけない。