@ギンレイ

クワイエットルームにようこそ」を見ました。

松尾スズキという人の映画をはじめて見ました。
宮藤官九郎という人が出演してたが、この人も初めて見た。
映画としては、まあ、なんというか、テーマ、構成、技術とも
特に目新しいところもなく、いろんな作品から拝借しまくってるっていうか
オマージュっていうか。
庵野秀明が出演してた最初の病室のシーンなんていうのは
モロにエヴァ第2話でしょう。
つーか全体的にエヴァだね。
ということはガンダムだ。
昨年、Z、ZZ,逆シャアを見まして(ようやく)
ほとんどのことは、これらの作品の中で語られていたということに気づいた。
(遅ればせながら)
結局、現代人の心の深層に迫ろうとする作品は
Zガンダム以降、進歩していないんではないかと思う。
(すごい極論)
この映画を見て、救われるという人がいるのならそれはそれでよし。
しかし、私たちの心の荒廃は、もっともっと深く広く進んでいるのであり
その闇の底まで差し込む光のような作品が現れないかと私は強く望んでいる。
そういう意味では、この夏公開予定の「スカイクロラ」には大いに期待している。