@シネ・アミューズ

靖国」観てきました。

うわっ、すごい込んでた!
シネ・アミューズがこんなに込んでるなんて。
込んでる映画館て、大嫌い!
って、まあ、あれだけマスコミに取り上げられれば
人も来るかなと。
よい宣伝効果になってしまったねえ、上映に異を唱えた右翼の人たちよ。
しかしねえ、観たけど、この映画のどこが気にくわなかったのか、
分からない。
ていうか、観もしないでイチャモンつけてただけなんだろうけど。
とにかく、多様な視点から客観的に描こうとしている
良質なドキュメンタリー作品であると思う。


でも、まあ、もっとも印象的なのは
台湾の女性が、靖国神社に祀られている遺族の合祀取りやめを
神社関係者に面と向かって訴えかけるシーンでしょう。
女性は言う。
「あなたの親が台湾で死んだら日本に連れて帰りたいと思うでしょう!」
当然だよね。
ところで、このシーン、
女性が中国語で話し、
関西なまりの日本人(?)の男性がその場で通訳し
その言葉が整理されて日本語字幕として画面横に入り
さらに英語訳が画面下に入っているのです。
これらを比較して見聞きすると面白くて。
日本人男性は女性の支援者だから、感情的にかなり高ぶって
「あんたらはクソだ!」とか、相当に意訳を含んで叫んでいるんだけど
日本語字幕はそのへんはすべてカットして冷静な日本語に、
英語字幕はよく分からないけど、まあ日本語字幕に準じてると。
本人の中国語はほとんど分からなかったけど1ヶ所だけ
「我メン不是日本人
 わたしたちは日本人ではない」
これだけ、分かった。
うれしい。


あと、この映画は靖国刀という日本刀をつくるおじいさんの姿が中心的に描かれてますが
日本刀、いつか私も手に入れたいと思いました。