早稲田松竹に来たのは1年ぶり。
高田馬場駅からまっすぐ帰るのも何なので池袋駅まで歩きました。
古本屋街がこの近辺にあったはずだけど、もう忘れちゃった。
ノラネコがいっぱいいる公園もあったっけ。
でも、そこもどこだか、定かではない。
時間があれば、迷い人となってふらふらするのだけども、今日はやめておいた。
都電荒川線沿いに歩く。
神田川を渡る。
私にとって神田川というと、お茶の水界隈の神田川だけど
この辺の神田川を初めて見た。
かぐや姫の「神田川」の舞台はこっちのほうなんだろうね。
三島の「春の雪」の舞台(三島の母校でもある)、学習院の横を通り過ぎる。
途中、古本屋を見つけたので寄ってみた。
ブックオフとかとは違う昔ながらの本当の古本屋さん。
文庫本には丁寧にトレーシングペーパーがかけてある。
探してる本が何かありそうな予感があった。
新書、文学書の棚と段々とめぐり文庫本の棚へ。
50音順になっていれば、私はまっさきにマ行に目が行く。
すると、やはり、あった。
三島由紀夫の「癩王のテラス」。
中央公論社版、品切れ本、540円。
私は1000円でも買いますけどね、この本。
ということで即買い。
店を出ると、大分日も暮れていた。
池袋の西口あたりについたときには、すでにビルの明かりも煌々としていた。