アルプスの少女ハイジ

  • 第13話 再び牧場へ

冬が過ぎ、春がやってきました。ペーターは山羊飼いとしての仕事が始まります。
冒頭、ペーターの生活が少し詳しく描かれます。
ペーターも干草を敷布団にして寝ています。これは当時の家庭では一般的なことだったのでしょうか。
世もまだ明けやらぬころにペーターは起き、広場に急いで行って口笛を吹いて山羊たちを集めます。
そして歩いて山の上の牧場に向かいます。
村から牧場まで、どのくらいの距離があって、歩いてどのくらいの時間がかかるのかがいまいちわからないのですが、少なくとも片道2時間くらいはペーターは歩いているんだと思います。
この回ではヨーゼフが活躍します。ヨーゼフえらいです。

  • 第14話 悲しいしらせ

ユキちゃんが潰されてしまう、というのでハイジとペーターはお乳の出がよくなる薬草を一生懸命さがして食べさせてあげます。
おじいさんのセリフです。「この世の中にはどうしようもないことがいっぱいあるのだ。それに負けてしまっては暮らしてはいけないのだ」
自分も記憶あいまいなんで、果たしてユキちゃんはどうなっちゃうのか覚えていないので、もうドキドキハラハラです。ユキちゃーん。

  • 第15話 ユキちゃん

ユキちゃんはハイジたちが薬草を食べさせてあげたおかげで、いいお乳が出る山羊に成長していました。
しかし、飼い主のシュトラールは頑固にそのことを認めようとしませんでしたが、目の前でユキちゃんから絞ったお乳を飲まされ、ハイジが懇願するので、もうちょっと待ってみるか、と考えを変えます。
シュトラールというのは、いわば保守的な大衆の象徴として描かれていると思われます。自分の目で見、耳で聞き、頭で考えるのではなく、常識だとか固定観念に囚われている人間です。ペーターがユキちゃんに薬草をあげてお乳の出をよくしようとしていることを話そうとしても、シュトラールはいきなりガミガミどなって聞く耳をもとうとしない、どクソおやじです。
そんな人でも、純粋なハイジの訴えに、変化していく様子が描かれています。
クソおやじども、わたしも大きっらいですが、そんな連中をバカにしてるだけの自分もダメじゃん。
ハイジのように、誠心誠意訴えること、忘れちゃなんないですね。

  • 第16話 デルフリ村

ハイジは山で3度目の冬を迎えます。いつのまにか8歳になってました。ここんとこの時間経過がちょっとわかりません。
8歳なんで学校に行かねばならないのですが、おじいさんがハイジを学校に行かせることを拒んでいるのです。
おじいさんは言います。「学校なんぞ行く必要はない。行っても何の役にも立たない。学校なんぞ行ってもろくな事はない。下らん事を覚えてくだらんやつになるのが、関の山だ」
おじいさんは若い頃どんなことがあったのでしょう。
このへんから、今の日本の教育問題にわたしの関心はシフトしていっています。
ハイジを観て育ったであろう、今の20代、30代の親たちは、自分たちの子育てにハイジから何らかの影響を受けているのだろうか?????