「バティニョールおじさん」

今日見ました。ビデオで。
ドイツ軍占領下のフランス。ひょんなことからユダヤ人の子どもをかくまうことになったバティニョールおじさんが、子どもたちをスイスに亡命させるまでを描いた映画。
ドイツ軍占領下のフランスを描いた映画はけっこうあります。
わたしが見たのでは「レセ・パセ ~自由への通行許可証~ [DVD]」「終電車 [DVD]」「ボン・ヴォヤージュ 運命の36時間 [DVD]」とか。
この映画は対独協力者をかなり辛らつに描きながら、ふつうのおじさんであるバティニョールおじさんが、ユダヤ人の子どもたちを救うために命をかけてがんばるさまを、コミカルに、でもシリアスに描いている。
極限状況下で人間は弱くもなるし、強くもなりうる。
ふつうの人たちのしぶとさ、したたかさがよく描かれていると思う。
子どもたちがパリのアパートの屋根の上で遊んでるシーンがありました。
むかーし、パリの屋根の上をレジスタンスとして逃亡している夢を見たことがあります。
ハラハラドキドキした夢でした。
いまは、そんな夢を見ることもなく、安穏な日々をおくってしまっている自分。
でも、ふつうの人としてふつうに非国民を貫くことが、これからの自分のテーマです。