ランボオパリ・コミューン RINBAUD et LA COMMUNE」読了。
ピエール・ガスカール Pierre Gascar 著
新納みつる 訳
人文書院 1974年発行

文芸史家がよく行なうように、アルチュール・ランボオが実際にパリ・コミューンに参加したかどうかについて考察するなどということにそれほど意味があるとは思われない。大切なことは、彼が気持のうえでコミューンに加盟していたということだ。そしてまた彼の作品が、コミューンの、もっとも直接的とはいえないがもっとも純粋な表現の一つであるということだ。