歴史

安彦良和「三河物語―マンガ日本の古典 (23)」読了。 ガーン! すばらしい。 まいりました。 徳川家の忠実な家臣だった大久保彦左衛門の繰言ともいえる「三河物語」が 安彦良和の手にかかるとこんなにもヴィヴィットで「革命的」作品になるとは。 大久保彦左…

 @うち

「座頭市 <北野武監督作品> [DVD]」観ました。 これは、おもしろかった。 たけしとしては、「七人の侍」も意識してたんだろうな。

網野善彦著「日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書)」読了。 新書3冊で古代から近代まえの通史を書くっていうのは やっぱり無理があるというか、密度が濃すぎ。 名詞が次から次へと並んでしまうから じっくり読むというより読み飛ばしてしまって 結局、頭に入ら…

 @ギンレイ

「武士の一分 [DVD]」を観ました。 山田洋二監督の藤沢周平原作映画の第三弾。 1本目、2本目も見ましたが、この3本目もいまいちだなあ・・・。 下級武士の生き方に、組織の中で働くサラリーマンの姿を見出すっていうのが 自分にはもう受け入れられないん…

尾藤正英著「日本文化の歴史 (岩波新書)」読了。 日本の将来に新しい展望を開く可能性があるとすれば、右のような「西洋化」の弊害を正視し、西洋化以前の伝統に基づいて、新しい日本のあり方を構想するところから着手しなければならないのではないかと思わ…

高橋哲哉著「靖国問題 (ちくま新書)」読了。 著者の意見にほぼ同感である。 軍事力をもち、戦争や武力行使を行う可能性のある国家は、必ず戦没者を顕彰する儀礼儀礼装置をもち、それによって戦死の悲哀を名誉に換え、国民を新たな戦争や武力行使に動員してい…

中沢新一・赤坂憲雄「網野善彦を継ぐ。」読了。 網野善彦ブームなのです。 三島由紀夫と網野善彦を、自分の頭の中で闘わせています。 中沢 今後、日本人が天皇制というものを存続させていくか、消滅させていこうとすのか、そういう決定をするときの前提材料…

網野善彦著「歴史と出会う (新書y)」読了。

吉田孝著「日本の誕生 (岩波新書)」ななめ読み。

網野善彦・石井進「米・百姓・天皇―日本史の虚像のゆくえ」を斜め読み。

 @レンタルDVD

「ラスト サムライ [DVD]」を観ました。

 @レンタルDVD

「愛の嵐 無修正ノーカット完全版」を観ました。 シャーロット・ランプリングが美しい! 「まぼろし」とか「スイミング・プール」でしか知らなかったので 若かりしころの彼女をはじめて見た。 ナチの収容所時代と現代とが交錯する。 こんな愛もあるだろう。 …

松本健一著「三島由紀夫の二・二六事件 (文春新書)」読了。 三島由紀夫・北一輝・昭和天皇の三人に焦点をあてて 二・二六事件をとらえる。 さらに大本教の出口王仁三郎も関係してきたりして・・・。 非常に興味深い。 二・二六事件については高校歴史教科書…

今日は川口市にあるNHKカーカイブスに行ってきました。 京浜東北線西川口の駅から 1時間に1本しか出ていないバスに揺られて とても辺鄙なところにある税金浪費型巨大複合公共施設スキップシティで下車。 日曜日だというのに閑散とした施設内の奥のほう…

三島由紀夫vs東大全共闘「美と共同体と東大闘争 (角川文庫)」お風呂で読了。 昨日観たの「恋人たちの失われた革命」はフランスの68年5月革命の若者たち。 こちらは69年5月に行われた三島由紀夫と東大全共闘の討論会。 いや〜、おもしろかったです。 何…

 @東京都写真美術館

「恋人たちの失われた革命」を観た。 世界を変えられると思っていた。この愛は永遠に続くと信じていた。 1968年5月、パリ。二十歳の詩人フランソワは兵役を拒絶し街へ出てゆく。そこは、機動隊との激しい闘争が繰り広げられ、彼と同じく失うものはない若者た…

和歌森太郎著「山伏―入峰・修行・呪法 (中公新書 48)」読了。 和歌森太郎先生といえば、近現代史がご専門の方かと思っていました。 小学校6年生のころ、和歌森先生が編集に参加された 日中、日米戦争に関する子供向けの歴史解説書を読んだ記憶があります。 …

ここのところ、修験道とか山岳信仰にちょっと興味もってましてこんな本を読みました。 「図説 役行者―修験道と役行者絵巻 (ふくろうの本)」 役行者(えんのぎょうじゃ)という人は修験道の元祖みたいな人です。 絵巻物とか掲載されていて、随分久しぶりに古…

梅原猛「日本の原郷 熊野 (とんぼの本)」読了。 紀伊半島一周旅行の復習です。 熊野というところは、ほんとに「日本」的なところなのかもしれない。 神話的世界、修験道(山岳信仰)、仏教がこうなんていうか ごっちゃになってるようなところなんだね。 それ…

 熊野紀行

12月30日、31日、1月1日と、紀伊半島を一周してきました。 31日は、世界遺産熊野古道の基点である熊野市に泊まって年越しをしたわけですが、 予備知識もなんももたずに行って、実は熊野ってどんなとこなの? てな感じの旅でした。 で、実家に帰ってきてから…

7月14日はフランスの革命記念日。 日本ではパリ祭ともいわれますが フランスでは le Quatorze Juillet [ルキャトーるズジュイエ]「7月14日」。 革命記念日があるのっていいなあと思う。 日本にはないですからね。 わたしは非国民ですが 革命記念日があれば…

岩波書店、ヨーロッパ史入門シリーズの「フランス革命 (ヨーロッパ史入門)」読了。 フランス革命の原因に関しては (1)マルクス主義の階級闘争理論にもとづくブルジョワ革命論 に対して (2)修正主義者(レヴィジョニスト)による、階級闘争ではなく「開明…

「ランボオとパリ・コミューン RINBAUD et LA COMMUNE」読了。 ピエール・ガスカール Pierre Gascar 著 新納みつる 訳 人文書院 1974年発行 文芸史家がよく行なうように、アルチュール・ランボオが実際にパリ・コミューンに参加したかどうかについて考察する…

白水社文庫クセジュ「フランス植民地帝国の歴史 (文庫クセジュ)」読了。 訳者あとがきより さて、日本人としてヨーロッパの植民地主義の研究をする意味について、最後にふれておきたい。まずヨーロッパの植民地支配の歴史に言及することで、国際的に批判され…

日仏学院エスパス・イマージュで植民地主義のプロパガンダ映画を観る。 「フランスは帝国である」 1920〜30年頃にフランス植民地省によって作られた映画。 上映前に歴史学者サンドリーヌ・ルメールさんより解説がありました。 メモ 植民地を支配することを正…

OVNI580号にこんな記事がのっていました。 過去から引きずり出される仏植民地主義。 昨年11月末以来、国内だけでなく元植民地だったアンチーユ諸島の海外県でも激しく批判され削除が叫ばれていた05年2月 23日法第4条とは「海外、北アフリカ(植民地、特…