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渡辺洋三著「法とは何か 新版 (岩波新書)」読了。
まず総論的なとこから理解しようと思って。
法の精神とは、一言でいえば、正義である。それゆえ、法とは何かという問いは、正義とは何か、という問いに置きかえられる。芸術は「美」を探求する、科学は「真理」を探究する、という例にたとえるなら、法学は「正義」を探求するということになろう。だから、法を学ぶ者は、正義を求め、正義を実現する精神を身につけなければならない。
この原点を忘れた者は、法について語る資格はない。このような人が、法を学び、使うことは、むしろ有害でさえある。
「正義」っていう言葉を久しぶりに聞いたような気がする。
何が正義か分かりにくい時代ではあるし、
なんとも青臭い感じすらするけれども
正義を追求するという精神を決して失ってはいけない、
ずっと胸のうちにその炎を絶やしてはいけないって
改めて思いました。