守破離の思想」読了。

日本の芸事には、すべて「道」の一字が加えられている。その究極の目的は、修行を通して、自己完成を目指すものとなっている。「守破離」の思想とは、覚性に至る修行者の行動様式を示す心性の筋道である。守とは先人の教えを習い覚えるもの、破は一途に己自身を磨き叩くもの、離は真理を気得・体得した心魂の姿ということになろう。日本人の精神基盤を通じ、あらゆる芸道・事業道の世界に生きる「守破離」の思想を語る。

ということで、禅とか能とか、茶道とか、俳句から
さまざまな剣術の流派について書かれております。
剣でいえば、究極は「無刀」の境地に至ることらしい。
なにごとも中途半端の自分としては、恥じ入ること多し。
精進すべし。