稽古のあと、久しぶりに日仏学院へ。
映画「鱒 La Truite」を見ました。

監督は、赤狩りでハリウッドを追われ、イギリス、フランスへと移り住みながら映画を作り続けた異端の巨匠、ジョゼフ・ロージー
出演は、イゼベル・ユペール、ジャンヌ・モローら。
字幕なしの上映だったので、あらすじのペーパーが配られました。

 鱒養殖業者の両親を失ったフレデリックは、思春期の頃の約束に従い、男性に何も与えず、自分は彼らからすべてを得ようと心に決める。固い決意のもと、幼馴染の同性愛者のガリュシャと共に故郷のジュラの村を出て、性的関係なしで彼と夫婦として一緒に暮らし始める。

「今の時代には同性愛も異端愛もないわ、ただセクシャルであるか、そうでないかだけ」このジャンヌ・モローの台詞に象徴される、性と権力をめぐる駆け引きと欲望のゲームに悲劇でも喜劇でもない突き放した視線で見据えるロージー73歳の演出が光る。

私の仏語力では、台詞はほとんど分かりませんでしたが
あらすじのおかげでなんとなくは分かりました。
こういう映画の見方もよいかもね。


あと、この映画は日本でもロケされてるんですが
ホスト・クラブみたいなとこのシーンに
大屋政子が出演してました。
さすが、元祖セレブ・タレント!