@レンタルDVD

ぼくセザール10歳半 1m39cm スペシャル・エディション [DVD]」を観ました。
ぼくセザール10歳半 1m39cm スペシャル・エディション [DVD]
1メートル39センチのところにカメラを据えて撮ったというこの映画、
子供の視点から、子供達が感じる喜び、不安、トキメキ、
大人社会に対する疑問、怒り、とまどい……
そんものが、まさに等身大で描かれています。
大人になると、子供のときのことを忘れて
子供のことを一方的にしかったり
大人の都合を押し付けたり、
そんなふうになっちゃった大人は
この映画を観て子供の視点を取り戻すとよいでしょう。
大人になるということは、
高いところ物事を見れるということではなくて
低いところからも高いところからも
右からも左からも見ることができるようになることではないでしょうか。
そういう意味では、
主人公達がイギリスに行ったときに出会った
アンナ・カリーナ演じるグロリアは
理想的な大人と言えるんだろうな。


ところで、先日バーバパパのDVDを借りにレンタル屋さんに行ったら、
アニメコーナーにいた女の子がわたしのところにやってきて
「お母さん! これすごく面白そう!!」だって。
彼女のお母さん(!)と間違えられてしまった。
その子はすぐに気づいて、顔を真っ赤にして走り去っていったよ。
お母さんと一緒に来て、すぐ近くにいるものと思っていたから
たまたま横にいたわたしをお母さんと勘違いしたんだろうね。
そういう経験、自分にもあって
本屋さんで面白そうな本を見つけて、全く知らないおじさんに
「お父さん! これ買って!!」
とおねだりしたことがあったっけ。
1メートル39センチの視点、忘れないようにしたい。