ザ・コーポレーション [DVD]」を観ました。
ザ・コーポレーション [DVD]
グローバル資本主義が世界中でどんだけ悪いことをやってるかを暴露したドキュメンタリー。
企業というものを人に例えて精神分析した場合
・他人への思いやりがない
・人間関係を維持できない
・他人への配慮に無関心
・利益のために嘘を続ける
・罪の意識がない
・社会規範や法に従えない
ということで人格障害サイコパス)であると診断している。
逐一事例を挙げながらそのことを立証していくという内容。
マイケル・ムーアが最後に語っている。

皮肉なことだが、俺の撮った映画は大企業が配給してくれている。反発ばかりする俺を、なぜ連中は追い出さないのだろうか。俺は彼らの小銭で彼らを糾弾しているのに。連中は何も信じないから売れっ子監督の俺に金を出し、儲けようとしか思わない。俺はそんな資本主義の欠陥を利用して撮ってるんだ。“欲”という欠陥を。連中は金儲けのためなら、自分の首をくくる縄も売る。俺はその縄の一部でありたい。そしてこの映画を見た連中はこう思うだろう。
「見たって誰もなんとも思わないだろう」
「消費者は我々に骨抜きにされてきた」
「政治活動のためにカウチから起き上がることもないだろう」
でも俺は人々がこの映画を見て立ち上がり、行動すると信じている。世界を我々の手に戻すために。

自分が幸せになりたいとか、お金持ちになりたいとか考えてるかたは
この映画を見て、とことん絶望してみたほうがよいのでは。
この映画を見て、ふ〜んとしか思えない人は
まさに人格障害です。