朝日新聞社の「論座 2007年 04月号 [雑誌]」を読む。
論座 2007年 04月号 [雑誌]
特集は「グッとくる左翼」
こんなに格差が広がっちゃって、今こそ左翼ってはずなのに
実際には左翼ぜんぜんダメじゃんてのは、なぜ?
ということと、これまでの左翼とは違う流儀で
勝手に闘ってる若い連中の取り組みを伝えている。
一口に左翼と言っても、まあいろいろあるわけでして
そのことに若干ふれた論考もありましたが
基本的には労働組合、議会政党を主とする左翼がダメという論。
要するに、平和で豊かな社会を目指してたら
ほとんど体制補完的な存在になってしまってるということ。
そんな中でがんばってるのが貧乏な若い連中。
リサイクルショップをやったり
家賃をタダにしろデモをやったり、六本木ヒルズでクリスマス粉砕闘争をしたりとか
「おもしろい」ことをしてる。
豊かになることを目指して、過労で死んだ人たちの屍を乗り越えながら
グローバル資本主義に加担して
世界中を破壊しまくるような生き方をするんではなく
貧乏でもいいから人間らしく生きちゃおうよという
彼らの進み方は、正しいと思う。
グッとくるかっていうと、そこまでではないんだけども
ウンウンとうなづきたくなるのである。