今朝、高崎線がストップ。
わたしも自宅の最寄り駅で足止めをくってしまった。
復旧は12時くらいになるという。
会社まで行くには、高崎線以外に他のルートはない。
とりあえず、何が何でも早急に会社に行かねばっていう仕事があるわけではない。
復旧まで待つのもひとつの手ではある。
タクシーなんて乗ったら5千円以上はふっとぶだろうし、
会社がそんなお金を出してくれるわけはない。
駅の階段で早弁してる女子大生もいれば
駅員にどなってるおっさんもいるたりして
人それぞれである。
駅で本でも読みながら待っていようかと思ったものの
しばしば入るアナウンスが気になって集中できそうもない。
ということで、歩いて会社に向かってみようかと思い立ち
雨の中、中仙道を歩き始めた。
機械装置がストップしたときには、人力である。
これ、基本。
近代装備で固めたアメリカ軍に
ホーチミンルートを駆け回ってゲリラ戦を展開したベトコンが勝利したように
われとわが身を武器として闘う精神!!
てことで、歩け歩けで前進したら電車復旧よりも若干早く会社に到着した。
2時間かかったけど。
なんか現代管理社会の巨大なシステムに勝ったような気がした。
気がしただけだけどね。

しかし、この電車ストップの原因は電線が1本ブチブチっときれて
電力供給がストップしちゃったかららしいが
そんな配線してるJRも困ったもんだなあと思った。
というか、JRにしろライフラインを預かる企業は
さまざまなバックアップ体制をしいてるはずなんだけど、
こういうアキレス腱みたいなものはあるんだなと思った。
現代の国家機構も強靭な支配体制を構築しているけれども
やはりアキレス腱はあるはずだし、
そういうところを同時的、連続的に切断すれば相当な混乱が引き起こされるだろう。
地道にこっそりとそんな弱点を研究し尽くしている組織があれば
体制をひっくり返すような何かをやってくれるかもしれない。
といっても、ひっくり返ったあとに、みんなが付いて来てくれるような
ビジョンを示せなかったらダメだけど。