エミール・ゾラ「居酒屋」をさらっと再読。
昭和37年の河出書房新社の世界文学全集第17巻、黒田憲治訳で読む。
最初に読んだのは、2001年に年越しで読んで、2002年1月1日に読了。
7年ぶりで読み返しましたが、かなり鮮明に記憶に残っている。
しかも、かなりビジュアルに頭に焼き付いてる。
映画「居酒屋」も見てますが、それとは別に
最初に読んだときのイメージが画像化されてアーカイブされてたんだね。
ゾラの描写力の賜物だと思う。
とりわけ、私が好きなのは
工場労働者グージェがジェルヴェーズの前で
別の労働者と競い合ってハンマーで鉄を鍛えるシーン。
労働する姿の描写の美しさも、ゾラの右に出るものはいない
と思う。