2008-04-24 ■ 読書 文学 三島由紀夫「荒野より」お風呂で読了。 この文庫ももはや新刊では入手できないのであろうか。 吉祥寺の古書店で入手した。 昭和39年から41年までの小説、評論、戯曲などが雑多に収録されているが、 死に向かいつつある三島の心情が何となくうかがわれる。 特に「団蔵・芸道・再軍備」。 しかし、巻末の戯曲「アラビアン・ナイト」は抜群におもしろい。 三島は幼少のころから「アラビアン・ナイト」を愛読したようだが 彼自身の作によるこの戯曲、ぜひ見てみたい。