タイガーマスク

  • 第9話 飢えたゴリラマン le gorille humain qui a faim

虎の穴がタイガーを殺すために送り込んだ第二の刺客、ゴリラマン。
アフリカでゴリラに育てられたゴリラマンは
生肉を食し、乗客の乗ったバス10台をひっぱる力がある怪物。
さすがにびびった直人は逃げようとする。
「逃げよう。恥ではない。
 日本をさってプロレスと縁を切れば虎の穴との縁も切ることができるかも」
しかし、タイガーがゴリラマンに勝つことを祈願し、
水垢離をしたためにケンタが肺炎になってしまったことを知り
直人は思い止まり、死を覚悟して闘いに臨むことを決意したのだった。

  • 第10話 肉弾メガトンおとし le bombardement dorporel de megatonne (??)

ゴリラマンの必殺技は肉弾メガトンおとし。
360キロの体重で相手の身体を押しつぶす。
タイガーは強靭なブリッヂでこれに対抗しようとするが
練習中にジャイアント馬場によって首を痛めてしまい
ブリッヂができなくなってしまった。
さらに窮地に陥ったタイガーはちびっこハウスの子供たちの声援をうけながらリングにむかう。
「世の中甘くはないが、それでも全力を尽くすべき。それが人間の生きる道なのだ」
と自分に言い聞かせながら。
試合では、ゴリラマンの肉弾メガトンおとしが決まりそうになる瞬間、
ブリッヂで対抗できないタイガーがやむなく身体をずらして逃げたところ
ゴリラマンはその重量のあまりリングにめり込んで動けなくなってしまった。
実は馬場がタイガーの首を負傷させたのは、こうなることを読んでのことだったのだ。
タイガーはゴリラマンをまずリング上に引き上げ、あくまでフェアプレーを貫く。
ゴリラマンは初めてふれる人の情けに涙し、戦意を喪失する。
しかし、ミスターXの指令に反射して再度立ち上がるゴリラマン。
だが、タイガーはあくまでフェアプレーを通し、結局ゴリラマンに勝利した。
試合をみていたケンタは
「どんなえらい人のお説教よりも、男の子の行き方教えられたよ」
と思うのだった。