読書

高崎真規子著「少女たちの性はなぜ空虚になったか」ななめ読み。 70年代、80年代、90年代、2000年代と年代ごとに少女たちの性意識の変化をたどった本。 だんだん空虚になってきたと。 自分が思うに、モー娘。が果たした役割はでかいと思うよ。 結局、アパレ…

エリック・ゼムール著、夏目幸子訳「女になりたがる男たち」読了。 この本、フランスでは賛否両論かなり議論を巻き起こしたらしい。 フェミニストからはかなり糾弾されたようだ。 女性の社会進出は労働力人口を増加させたいという資本の要請によるものであっ…

斎藤環・酒井順子著「「性愛」格差論―萌えとモテの間で」読了。 セックスに消極的というか余りこだわらないオタク。 二次元で満足しちゃって、三次元の異性とは恋愛しないというタイプが増えている。 一方、異様にガツガツしてる人たちもいると。

玄田有史。斎藤朱里著「仕事とセックスのあいだ」読了。 日本とフランスのセックス事情。 日本人は年間性交回数が世界でも最少なほうで セックスレスカップルも多いと。 一方、フランスはお盛んな国。 その違いはどうも労働環境にあるのではという話。 職場…

押井守著「凡人として生きるということ」読了。 名著だ。 図書館で借りたけど、買って手許に置いておかねば。 オタクどもに向けた厳しいメッセージだ。 失敗を恐れるな! 諦めない限りは負けない!

黒田基樹著「百姓から見た戦国大名」ななめ読み。 今、武将ブームらしいね。 でも、やっぱり民衆あってこその武将でしょうという思いの強い私。 で、手にとってみた本。 民衆というのは治める対象でもあるが、生産力そのものであり 民衆の意向を無視しては統…

斎藤英喜著「読み替えられた日本神話」ななめ読み。 中世において日本神話は神様、仏様がごっちゃになって かなりトンデモなものに読み替えられたと。 神話とはそういうものかもね。

小路田泰直著「『邪馬台国』と日本人」ななめ読み。 ・明治政府はスペンサー流の社会進化論を国家の正統イデオロギーとして導入することとした。 ・戦前の歴史学は日本文化の特殊性を証明するために悪戦苦闘を重ねた。 ・歴史学とは国家のアイデンティティを…

伊東乾著「ニッポンの岐路 裁判員制度」読了。 著者は東大卒の作曲家・指揮者。 音楽家として、感情がどのように操作されうるかという点から 裁判員制度の問題を検討している。 反対派、賛成派というよりも現実派として 実際に施行される制度に冷静にどう対…

中野正志著「万世一系のまぼろし」ななめ読み。 万世一系なんていうのは大ウソだって。 ただ、制度としては延々と続いちゃってるし 多くの日本人の心の中になんだかしらないけどありがたがっちゃう気持ちがあるのも事実。 どう向き合っていくかよく考えまし…

小田静夫著「日本人の源流―幻のツールをたどる」ななめ読み。 ふむふむ。 しかしこの本はちょっともう古いね。 2001年出版ですか。 考古学も続々と新しい事実が発見されてるし、捏造事件もあったし。

坂本勝著「図説 地図とあらすじで読む古事記と日本書紀」読了。 なんとなく日本神話がつかめてきたぞ。 天地創造は別として、やはり一定の史実を下敷きにしているのだろう。 諸説あるみたいで、まあ、そこは人々が思いを馳せるロマンていうことでいいか。 た…

道方しのぶ著「日本人のルーツ探索マップ」ななめ読み。 結局日本人のルーツっていろんなところから来てるんだね。 彼らが移動してきた理由というのは 事前環境の変化だったり戦争だったり未知の地への憧れだったりするんだろうな。 今の時代も人々はさまざ…

島崎晋著「地図&図解 なるほど!古事記・日本書紀」を読みました。 安彦古事記を読んでからというもの 古事記、日本書紀をちゃんと知らなくてはと思い読んでみました。 小学校の教科書に大国主のこととか載ってたようなっていうぐらいで ほとんど知らないんだ…

白洲正子ら編著「日本の神々」をパラパラと読みました。 私達日本人の心の中にある「あれ」について。 古代から今まで脈々とつながっているものってあるんだなあ。 そういうものを大事にしていきたいですな。

薬師院仁志著「日本とフランス 二つの民主主義」じっくり目にななめ読み。 だいたいこんな対立軸があると。 自 由 ←→ 平 等 不平等 ←→ 不自由 右 翼 ←→ 左 翼 アメリカ←→フランス 日本国憲法←→フランス憲法 自由とか平等っていう、当たり前のように思われる…

竹下節子著「アメリカに「NO」と言える国」読了。 ななめ読みしようと思ってたんだけど、おもしろくて全部読んじゃった。 アメリカに「NO」と言える国って要するにフランス。 日本では欧米とひとくくりに言うけど欧と米は違うと。 大体こんな感じの対称…

伊藤千尋著「反米大陸」じっくり目にななめ読み。 ほんっとにアメリカ合衆国っちゅう国はワルやのう。 米帝が他国に介入する典型的方法。 ・口実を使って米に都合の悪い政権を非難する ・反政府放送局を設けて謀略宣伝 ・反政府ゲリラを組織する ・ゲリラに…

田中淳夫著「田舎で企業!」ななめ読み。 バリバリビジネスマンで脱サラして農業を始めて成功した人が 「農業は、ものづくり20%、ビジネスマネジメント40%、マーケティング40%」 と語っていたのが印象的だった。 したたかでないといけないのだなあ。

養老孟司・竹村公太郎著「本質を見抜く力」読了。 養老センセと元官僚の竹村氏の対談集。 モノから発想するという視点はおもしろかった。 農業経済学者神門善久氏との鼎談も載っていてそちらもまたよかった。 賢人たちのいいアイデアはあるものの、現実の政…

速水健郎著「自分探しが止まらない」ななめ読み。 結局は自分で生き方を選びとることができずに、逆に重責に押し流され、他人の生み出した物語にゆだねる者が後を絶たない。スピリチュアルや自己啓発書などが流行するというのは、自分で選べない個人の増加を…

宮内泰介著「自分で調べる技術」ななめ読み。 自分で調べる力をみんなが持つことが健全な市民社会の条件だ。 たまたまテレビでジャック・アタリの「5つの波」を紹介していたのを見た。

実家の蔵書マンガ再読。 さるまん(豪華本版)(初版)第1巻〜第3巻 リアルタイムで連載読んでたけど、翌週発売日がこれほど待ち遠しいと思った漫画は後にも先にもこれしかない。 老人漫画っていうことで20年後のビッグコミックがビッグオールドって名前に…

安彦良和著「神武」?〜?読了。 安彦古事記ね。 面白い。 神話とか天皇制に都合よく作られたうそっこの話とはなから決め付けてたけど そうとも言えないぞ。 *[おまけ] 夕飯は実家で母の手料理。 みそ汁は赤みそだよ。

池内ひろ美著「妻の浮気」読了。 著者はいろいろ物議を醸してる方のようですな。 仕事柄他人の浮気話は散々聞いてきてもうおなかいっぱいっていうぐらいなんで この本で紹介されてる内容も別に大した話でもなかった。 浮気のどこがいかんのかが自分にはよく…

猪瀬直樹の対談集「日本の信義」ななめ読み。 このおっさん、東京都の副知事なんかになっちゃって・・・。

村井啓之著「コピー用紙の裏は使うな!」ななめ読み。 間違ったコスト削減の実例を示しながら改善策を提示。 要は、枝葉にとらわれず、コストの森(全体)をよく見ることが大事だと。 そして、経営と現場のすき間を埋める、現場力を引き出すことが重要だと説…

柳沢大輔著「この「社則」、効果あり。」読了。 おもしろ社則を集めた本。 要は社員のやる気、経営参加意識をどれだけ引き出せるかということが大事かと。 それは資本主義の資本家VS労働者という関係を徐々に変えていくことになると思う。 著者の会社では…

福田健著「その話し方では若者は動きません!」をななめ読み。 若者に対してっていうか、相手がだれでも、その人に受け入れられやすいような話し方をしなくてはいけませんよね。

山田咲道著「バカ社長論」読了。 うちのバカ社長の机の上にそっと置いておこうかと。 ていうか、この本で示されるバカでない社長が必ずしもよい社長とも思えなかったけど。 前提としているのが、今の新自由主義社会でどう生き残るかということだからね。 つ…