文学

エミール・ゾラ著、伊藤桂子訳「獲物の分け前 (ルーゴン・マッカール叢書)」読了。 ルーゴン・マッカール叢書、第二巻です。 超バブリーなお話。 舞台は19世紀、都市改造中のパリ。 なんだけど、人名、地名をちょちょいと変えれば 80年代東京のストーリ…

三島由紀夫「作家論 (中公文庫)」電車で読了。 画像がないなあ。 そんなにレアなものだろうか。 もう絶版かもね。 三島が日本の作家について、おもに全集などの後書きとして書いたもの。 その作家の作品を読んでないといまいち入れないな。 三島読み終わった…

三島由紀夫「岬にての物語」お風呂で読了。 20歳前から40歳にかけての短編集。 「水音」という1954年の作品がよかった。 息子が父親を殺すという。

エミール・ゾラ著、伊藤桂子訳「ルーゴン家の誕生 (ルーゴン・マッカール叢書)」読了。 ようやく読んだ。 全20巻にわたる、ルーゴン・マッカール叢書の幕開け。 主要な人物はほとんど登場しているんですね、この段階で。 わくわく。

三島由紀夫「鍵のかかる部屋 (新潮文庫)」お風呂で読了。 三島、15歳から44歳の間に書かれた短編を集めたもの。 エロティックなものが多いですね。 耽美派の方にはお勧め。 「美神」は、高校3年のときの現代文の教科書に載っていて 強烈な衝撃を受けた…

エミール・ゾラ著、田辺貞之助・河内清訳「大地」読了。 岩波文庫のリクエスト復刊で読みました。 旧漢字ばっかり。 でも旧漢字読むの得意だからOK。 とてもゾラらしい、血まみれ、汚物まみれのストーリー。 悪臭ただよう執拗な描写でもって、フランス社会…

「永井荷風 ひとり暮らしの贅沢 (とんぼの本)」と「Les Thibault」をかばんに入れて 青春18きっぷでぶらっと出かけてきました。 まずは鹿島神宮へ。 武道の神様を祀っていて 塚原ト伝の新当流発祥の地ということで 土産物屋さんで木刀をいっぱい売ってたので…

桶川市にあるさいたま文学館で開催されていた 永井荷風展に行ってきました。 永井荷風のことを、そんなにはよく知りません。 いちお「ふらんす物語 (岩波文庫)」は読んだことありますが あまり印象に残っていない。 若いころゾラに傾倒して自分で翻訳したも…

今日は川口市にあるNHKカーカイブスに行ってきました。 京浜東北線西川口の駅から 1時間に1本しか出ていないバスに揺られて とても辺鄙なところにある税金浪費型巨大複合公共施設スキップシティで下車。 日曜日だというのに閑散とした施設内の奥のほう…

こないだ神保町の古本屋で「比喩表現辞典」を購入しました。 いっぱいいろんな比喩がのっています。 おもしろい。 でも、素敵な比喩表現だなと思って使っちゃったらパクリなわけで 自分でひねりだしてこそのものだよね。 そういう感性を練るのには、この本も…

「ラジオ深夜便季語で日本語を旅する―保存版「ラジオ歳時記」 (ステラMOOK)」を昨年暮れに買いました。 さらに今年の手帳は 「ラジオ深夜便日記手帳 2007 ([バラエティ])」というのを使っております。 今年は俳句をやろうと思ってるのですが、 まだ一句も作…

mixiの広津和郎コミュニティのオフ会に参加。 谷中霊園の広津の墓をお参りして後、歓談。 広津和郎という人は、小説家でありますが 戦後の黒い霧事件と言われた松川事件の被告たちの無罪を主張して論陣を張った人であり 日本におけるゾラのような人だなと思…